「自転車を捨てたい」「家具を引き取って欲しい」などさまざまな不用品回収を任せられるのが、不用品回収業者です。悪質な業者も存在しているため、業者の選び方に注意が必要とされています。しかし、費用や対応・時間などは調べても不用品回収のその後の処理を適正にしているかどうかまでは、なかなか注目しない人の方が多いのではないでしょうか?
この記事では、回収された不用品はどう扱われるのか・信頼ある業者と悪徳業者の不用品回収その後の扱い方をご紹介します。回収されたその後の扱い方まで調べると、良質な業者が見つけやすくなるので、ぜひご活用ください。
不用品回収されたその後はどうなる?
家具や家電、粗大ゴミなどをまとめて回収してもらえる不用品回収業者は、自宅まで不用品や粗大ゴミなど回収に来てくれる頼れる便利な存在です。自宅から回収された不用品は、その後、どんな風に処理されているのか考えてみたことがあるでしょうか?「目の前から無くなったからホッとしている」という方もいらっしゃるでしょうが、この機会に、不用品回収されたその後はどうなっているかも確認しておくことで、より安心な業者を利用できるようになります。
資源としてリサイクルする
回収された不用品が現状のままで再利用できないものは、資源としてリサイクルすることになります。私たちが、普段家庭から自治体の回収に出すペットボトルや古紙などの資源ゴミの分別のように、業者は提携先のリサイクル工場で以下のように細かく分別します。
- 紙
- 布
- 鉄
- 木
- ガラスなど
これらのリサイクル資源は、再び商品の原材料となり、リサイクル製品として私たちの手元に届いています。
- ダンボール・雑誌・新聞→ダンボール・新聞紙・印刷用紙など
- コピー用紙→トイレットペーパーなど
- ペットボトル→繊維・ボトル・卵パックなど
- ガラス→断熱材・アスファルト舗装など
再商品化(リユース)する
不用品回収では状態によっては、買取も行っています。年式の新しい家電や家具、楽器など既存の状態で使えるものは、リサイクル市場を経て再び商品となり日の目を見るのです。次の購入者が気持ちよく使えるように、また、再販しやすいように清掃・修理などを行うことで見違えるように美しくなる商品も少なくありません。もちろん、家電は動作の確認や必要に応じて部品の交換や修理などを完了させておくわけです。
一方、美術品や骨とう品は、専門家による修復作業が施されます。価値の見極めが正しくできないばかりに、貴重な美術品などがみすみす廃棄されることを防ぐ大切な役割を果たしているのです。
海外へ輸出する
国内で再商品化できない不用品は、海外へ輸出します。東南アジアやアフリカなど発展途上国では、特に需要が高くなっているのです。不用品回収業者は、海外輸出で利益を上げている部分もかなりのウェイトを占めているところもあります。
日本人が使った中古品は「ユーズド・イン・ジャパン」と呼ばれ大人気となっており、中古家具や中古家電・自転車など売れ筋です。再販するルートを持っていることで、日本にとっても廃棄する不用品を減らせ環境にもとても役立っていることが分かります。
非営利団体へ寄付をする
再商品化はできないものの、必要だと感じている人は少なくありません。再販できないものを、非営利団体の老人保健施設や児童養護施設へを寄付するケースもあります。
すぐ片付け隊はリサイクルリユース事業を推進しています。
すぐ片付け隊は、リサイクルリユース事業を推進しています。海外リユースではすぐ片付け隊独自ルートで今ある資源を再利用する動きを企業として進めています。お客様から回収した不用品を適切な対応を行って営業しています。ぜひ、不用品回収をご検討でしたらすぐ片付け隊までご相談くださいませ。
悪徳不用品業者にありがちな不用品回収のその後の扱いとは?
不用品回収後のその後は、リサイクルやリユースによる循環型社会を維持するためのさまざまな取り組みが適切に行われていることが、分かりました。「回収してもらえば、その後はあまり関心を持っていなかった」という方も、リサイクルやリユースで環境保護を目指すことに興味が湧いてくるかもしれません。
ただ、すべての不用品回収業者が、適切な処分をしているかと言えばそうでもありません。悪徳不用品回収業者は、回収後の不用品を不法な扱いで処理しているケースも後を絶ちません。悪徳業者は、回収した不用品を違法な扱いをすることが多いのです。
不法投棄されるかもしれない
違法営業している不用品回収業者は、回収した不用品を適切に処理することなく、空き地や山林などに不法投棄するケースもあります。無許可の業者に依頼をすると、法に従った処理が確認できないため、環境省でも以下の業者へ依頼をしないように警告しています。
- 大音量のスピーカーで回るトラックの業者
- 空き地で「無料回収」をしている業者
- 「無料回収」「何でも回収します」といったチラシを配布している業者
- ネットでの誇大広告で実態が分からない業者
不法輸出されるかもしれない
無許の不用品回収業者の場合、たとえば家電が回収されその後「ヤード業者」に渡ります。この時、環境対策を行わないままにフロンガスや水銀を放出するので環境に悪影響を与えてしまいます。その後に、スクラップ輸出業者を経て海外で不適正な処理になる可能性も否定できません。不適正なリサイクルルートを経ることで、不法輸出になってしまうのは、こういった環境保全への支障が懸念されてしまいます。
適切な処理が行われないと環境破壊につながる
悪徳不用品回収業者は、正しい資源のリサイクルよりも自社の利益を優先します。環境配慮の正しいルートでの処理をおろそかにすることから、環境破壊に拍車をかけてしまう可能性もあるわけです。先述の不法輸出では、海外で子供が有害物質の入っているスクラップをそのまま素手で触るケースもあり、人体への悪影響も及ぼしてしまうため、適切な輸出のルートを徹底することが急務だとされています。
個人情報の入っているものの廃棄が正しく行われないと漏えいの危険性がある
個人情報が入っているパソコンやタブレットなどの機器は、処分を依頼する方がデータ消去の責任を伴います。対応できない場合やパソコンが起動しない場合には、家電量販店やメーカーへ任せることで確実なデータ消去を行ってくれる仕組みです。不用品回収業者では、物理的なハードディスクの破壊やデータの消去に応じているところもありますが、違法営業の業者の場合、まず、そこまで徹底していないと考えておきましょう。そのため、個人情報の漏えいの危険性すらあるわけです。
不用品回収を適正にリサイクル・リユースを行っている業者がおすすめ
不用品回収業者を見つけるには、その後のリサイクルやリユースを適切におこなっている業者から絞り込んで行くのがおすすめです。家から不用品が回収されれば、それで丸く収まると考えてしまいがちではないでしょうか。
ですが、違法営業の業者に依頼をしてしまうと、不適切な処理をされることで環境破壊につながり、個人情報の漏えいなど巡り巡って私たちの先々の暮らしを脅かすことにもつながりかねません。
お店に行けば何でも手に入る時代であり、自宅から出る不用品や粗大ゴミの回収だけ済めばすっきりするという考えになりがちですが、不用品回収のその後の再資源化を知ると、これまでよりもリサイクル資源が身近に感じられるかもしれません。不用品回収業者は、循環型社会の大事な役割の一部を担っているわけですから、不用品や粗大ごみを出す私たちも回収後に正しいやり方をしている不用品回収業者を選ぶ努力をしたいものです。
不用品回収のすぐ片付け隊では、リサイクル/リユース事業を推進しています。
安心して弊社まで無料ご相談お見積りのお問い合わせくださいませ。