
包丁やナイフ、ハサミなどの刃物の処分方法は普通のごみとは異なり、自治体により捨て方も異なります。この記事では、刃物の捨て方で安全な処分方法・捨てる前の準備・刃物の処分で気になる悩みのお答えをまとめていますので、ぜひ、活用してください。
刃物の安全な処分方法4つ

包丁やナイフなどは不燃ごみで出すのが一般的となっています。自治体により異なりますが、段ボールや新聞紙などに包んで不燃ごみで出してしまうのが、最も手っ取り早い方法です。銘柄が入っている刃物に限っては、刃物専門の買取店などに査定を出せば、少しのお小遣い稼ぎとなったり、工夫次第ではお得に捨てることも可能となっています。それら刃物処分方法について4つの方法を解説していきます。
- 不燃ごみとして出す
- 刃物買取専門店で売る
- リサイクルショップを利用する
- 不用品回収業者を利用する
不燃ごみとして出す
包丁やナイフなど危険物であっても、不燃ごみとして出すことが可能です。ケガや事故防止のために、袋で出す際には、新聞紙やダンボールに包んでから出すように、指示している自治体がほとんどです。稀に自治体によっては、不燃ごみではないケースもありますので、処分時には一度、市区町村のホームページなどをご覧になって確認をするようにしてください。
刃物買取専門店で売る
高級な包丁やナイフなどは、買取専門店に出すことも検討できます。持ち込んだり、申し込みの手間などはありますが、もし買取できそうなものがあれば、査定に出してしまうのも処分方法の一つの手段です。
刃物買取専門店を一例にあげると、以下の4つの買取査定から選べます。
- 宅配買取
- 出張買取
- 写メール買取
- LINE査定
お手持ちの高級包丁が、価値あるものかが分からないという時でも、買取実績の紹介でブランド名・作家名が掲載されているので、確認してみるのもおすすめです。
リサイクルショップを利用する
比較的新しいものや有名な作家のものであれば、リサイクルショップで査定を受けてみましょう。「捨てるのは惜しいものなのに」「価値があるのにもったいない」と思う包丁もあるでしょう。お金に換えられるのなら、そう高くなくても良いと考えている方に向いています。
最寄りのリサイクルショップを利用するのも良いでしょうが、刃物という性質上、持ち込みの際には細心の注意を払うようにしましょう。できるだけ事前にリサイクルショップに確認してから持ち込む方が安心です。
不用品回収業者を利用する
刃物の処分には、不用品回収業者を利用することもできます。多くのみなさんが不用品回収業者に回収してもらおうとイメージするのは、家電・家具・粗大ゴミなどと刃物をまとめてというケースが多いでしょう。業者側としても、できるだけ多くの不用品を請け負いたいと考えているかもしれません。
そのためか、包丁だけの単体の相場に触れている不用品回収業者はほとんど見かけることはありません。しかし、中には「金属類」という分類(30㎝×40㎝の大きさにはいるもの)で1,000円と料金表に記載しているところもあります。もちろん、他の不用品と一緒に依頼したい場合には、定額プランや部屋の間取りで料金算定を行うことが多くトータルでの回収費用を安く抑えられるでしょう。
すぐに捨てたい場合や自治体の回収日に不在の場合などには、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。急ぎの場合、すぐ片付け隊では最短当日でお見積もりにお伺いすることが可能です。 もちろん、お見積りに費用は発生しません。どうしようか迷っている方は、まずはお気軽にお問い合わせください。
安全に刃物を捨てる準備を始めよう

刃物を捨てるためには、他の粗大ゴミや家具と違って、準備が必要です。自治体の不燃ゴミなどの分類は、一定ではなく自治体ごとで定められているので、必ずゴミの分類や包丁の種類(金属・セラミック)も念のため確認しておきましょう。
「刃を止める」ことで切れ味を無くす
包丁の安全な捨て方の基本は、切れ味を無くすために「刃を止める」という作業をしておきましょう。なぜなら、いくらビニールテープやガムテープで刃を巻いても切れ味が良いと、それすら切れてしまい刃が出てしまうとたいへん危険な状態になるからです。
コンクリートやブロック塀の石などを使って、刃を垂直に立て、刃を削るようにしましょう。鋭利な先端部分も入念に行っておくと、危険な状態から捨てる本人だけではなく回収や処分を行うスタッフも守れるようになります。
刃物を包むために準備するもの
実際に包丁の刃を包むためには、以下のものを準備してください。
- ダンボール
- ガムテープ
- 軍手
- 赤い油性ペン
- 誤ってケガをしないためにも、軍手をはめておきましょう。ダンボールや厚紙を刃の部分に巻きます。
- 次に、ガムテープを巻いて包丁から段ボールや厚紙が抜け落ちないように固定しておきます。
- 梱包が終わったら、刃物だと分かるように赤いマジックで「刃物」や「危険」と一目で分かるような文字で書いておいてください。表示の仕方を、自治体によっては決めているところもあるので、ホームページで予め調べておいてください。
- 自治体で指定されているゴミ袋に入れて回収日に出します。
刃物の処分方法で気になる疑問に回答

刃物は、ゴミとして出すにしても以下のようにさまざまな疑問を持つ方が多いですよね。
- 刃物を不燃ゴミで出せる?他の不燃ゴミと一緒でいいの?
- セラミック製と金属製の包丁の捨て方の違いは?
- 木製の包丁の柄はついたまま出してもいいの?
この記事ではそんな疑問3つにお答えしていきます。処分の仕方が正しいのか不安という方は参考にしてください。
刃物を不燃ゴミで出せる?他の不燃ゴミと一緒でいいの?
刃物は、不燃ゴミで出せます。しかし、自治体によって金属ゴミとして指定しているところもあるため、指定のゴミ袋に従って出しましょう。横須賀市の場合には、金属製の包丁は「集団資源回収の『缶以外の金属』」と指定されています。台東区の場合には、不燃ゴミで「刃物」と記載する指示もあります。
梱包した包丁を指定のゴミ袋に入れて出すときの指定も、自治体によるので注意深く読んでください。
- 指定ゴミ袋に刃物だけを入れる場合
- 指定ゴミ袋に他のゴミと一緒に入れる場合
- 指定ゴミ袋に入れずに刃物だと認識できる状態で出す場合
主な出し方は、上記の3つのいずれかです。
セラミック製と金属製の包丁の捨て方の違いは?
包丁だとどんな種類でも、捨て方は同じで良いのかという疑問も少なくありませんが、中でもよく使われやすいセラミック製と金属製の包丁で気になることが多くなっています。
セラミック製は、捨てる前の準備は金属製と同じですが、セラミックは陶器の扱いなので、不燃ゴミでも厳密に金属ゴミと区別しているところもあります。確実に分別を済ませるためにも、お住まいの自治体に問い合わせをしておくと安心です。
木製の包丁の柄はついたまま出してもいいの?
包丁の柄は、一般的についたままでゴミに出しても構いません。ただ、柄が木製でぐらつきや黒ずみがあるなら、そのまま使っていると柄が取れる可能性が高くなり、とても危ない状態です。ぐらつきがあるなら、その時点で買い替えをしましょう。いつ取れるか分からないままで使い続けられるものでもありません。
可能であれば、柄を取り外して刃だけ分けて捨てる準備をしておく方が賢明とも言えます。なぜなら、柄がぐらついて危険な状態のままで、包丁を梱包している間にも、刃だけが取れてケガをする可能性も高いためです。
刃物の安全な捨て方は不用品回収業者に依頼を
刃物を捨て方で何よりも安全性を最優先したい場合には、不用品回収業者に依頼をしてみましょう。もしも自治体のゴミ回収で処分するには、収集日まで待たなければなりません。ゴミ収集場所に出して回収が終わるまでの時間も、子どもが触ってしまいケガをしてしまう心配もあるでしょう。
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