
マッサージチェアは、重量があって大きいものが多いため、処分するとなると大変です。「重くて大きいマッサージチェアは、どうやって処分すればいいの?」と、疑問に思う方も多いことでしょう。
マッサージチェアの処分方法は、「破棄・買取・譲る」の3つに分かれます。この記事では、マッサージチェアを処分する7つの方法を紹介します。また、マッサージチェアを高く買い取ってもらうためのコツも解説しますので、最後までご覧ください。
【破棄する場合】マッサージチェアを処分する方法

マッサージチェアを破棄する場合の処分方法は、以下の3つです。
- 自治体に粗大ごみとして出す
- 家電量販店に引き取り依頼をする
- 不用品回収業者に依頼する
各処分方法のメリット・デメリットを踏まえて解説しますので、参考にしてみてください。
方法1.自治体に粗大ごみとして出す
マッサージチェアは、家電リサイクル法の対象商品ではないため、自治体に粗大ごみとして出せます。自治体が回収・処分しているので不法投棄の心配もなく安心です。
粗大ごみとして出す場合は、指定の回収場所またはごみ処理センターまで持参する必要があります。どちらも、事前に「粗大ごみ受付センター」へ問い合わせをして、回収日時の予約をします。
予約ができたら、コンビニなどで粗大ごみ処理券を購入し、マッサージチェアに貼り付けましょう。その後、指定のごみ置き場におけば処分が完了します。
マッサージチェアを運ぶときは、以下2点に注意しましょう。
- 壁や家具にぶつけて傷を付けない
- 運搬中にケガをしないようにする
自宅から持ち運ぶのが難しい場合は、無理をせず別の方法での処分をおすすめします。
自治体の粗大ごみとして出す | 1,000~2,000円 |
注意点
マッサージチェアを粗大ごみとして処分する際には、いくつかの重要な注意点があります。以下に、処分する際に気をつけるべきポイントを紹介します。
1. 重さ制限に注意
マッサージチェアは非常に重い製品であり、自治体によっては粗大ごみとして処分できる重さに制限が設けられていることがあります。特に大型で高機能なチェアは、重さが50kgを超えることもあるため、事前にお住まいの自治体の粗大ごみ受付センターに確認することをおすすめします。重さが制限を超える場合、専門業者に依頼することが必要となる場合もあります。
2. リサイクル券が必要な場合がある
マッサージチェアは、家電製品と同様にリサイクル法に基づく処分が必要な場合があります。特に、家電リサイクル対象製品に指定されている場合、リサイクル券を購入しなければならないケースがあります。これも自治体によって異なるため、事前に確認して、必要に応じてリサイクル券を購入しておきましょう。
3. 解体は危険を伴う
マッサージチェアは多くの電動部品や複雑な構造を持っており、自分で解体しようとすると大変危険です。バネやモーターが内蔵されているため、無理に解体しようとすると怪我をするリスクがあります。処分の際は、無理に解体せず、そのままの状態で粗大ごみとして出すか、解体が必要な場合は専門業者に任せることが最善です。
方法2.家電量販店に引き取り依頼をする
家電量販店では、マッサージチェアの引き取りサービスをしています。購入店なら、無料で引き取ってくれることがあります。購入店ではなくても店舗によっては有料回収しているため、確認しみることをおすすめします。
もし、古いマッサージチェアを処分後に新規購入を検討している場合は、下取りサービスを利用しましょう。購入金額から下取り金額を差し引くため、お得に新しいマッサージチェアを購入できます。
家電量販店なら古いマッサージチェアを回収後、新しいものを設置してもらえます。自分で運ぶ手間が省けるのは嬉しいポイントです。ただ、店舗によって下取りサービスの有無・下取り金額や運搬費用に差があるなど違いがあります。必ず複数の店舗に確認して、比較しましょう。
家電量販店に引き取り依頼をする | 購入時:無料または約3,000円~ 処分のみ:約7,000~8,000円 |
方法3.不用品回収業者に依頼する
マッサージチェアを不用品回収業者に依頼すると、手間をかけずに処分できます。不用品回収業者なら、自分の好きな日時に依頼ができるため、平日休みの方でも安心。他にも、以下のような場合に不用品回収業者は役立ちます。
- 処分したいマッサージチェアが100㎏以上あって運搬ができない
- エレベーターがなくて、階段からの運び出しが難しい
不用品回収業者の料金は、マッサージチェアのサイズ・重さ・設置場所によって異なります。複数の業者に見積りを出してもらい、納得ができた業者に依頼しましょう。注意点は、悪徳業者に依頼しないこと。悪徳業者に引っかかると、不法投棄や高額請求される恐れがあります。
- 回収業務を行うために必要な一般廃棄物収集運搬業の許可を受けているか
- 見積り依頼をしたときに、丁寧な対応をしているか
- 業者のホームページに会社の詳細が明記されているか
優良業者を見つけるためには、上記の3点を確認することが大切です。
不用品回収業者に依頼する | 約8,000円~ |
関連リンク:https://sugukataduketai.com/gomidame/huyohin-merit
【買取・譲る場合】マッサージチェアを処分する方法

マッサージチェアを買取・譲る方法には以下4つの方法があります。
- ネットオークションに出品する
- リサイクルショップに持参する
- 買取業者に依頼する
- 知人または掲示板サイトに書き込みをして譲る
状態がよいマッサージチェアなら高額買取も期待できるため、破棄する前に買取依頼へ出すのがおすすめです。
方法1.【注意】ネットオークションに出品する
普段からネットオークションを利用している方は、マッサージチェアを出品してみましょう。メリットは、リサイクルショップよりも高額で売れる可能性があることです。人気メーカーの場合、希望価格よりも高い金額で落札されやすいです。
デメリットは、出品したからといって必ず売却できるとは限らないこと。購入者が現れないと処分ができないため「早く片付けたい」方には向いていません。その他、以下のデメリットもあるので、しっかりと頭に入れておきましょう。
- 出品する際に写真撮影や詳細情報を記入する必要がある
- 売却が決定したあとに、梱包・発送などの作業がある
- 配送料が高いため、赤字になる可能性がある
特に、ユーザーが分かりやすいように、写真撮影や詳細情報の記入は丁寧に行いましょう。ネットオークションは個人とのやり取りなので、トラブルも少なくありません。売却後にクレームがきてトラブルになると、より時間や手間がかかります。未然に防ぐために、マッサージチェアの状態を細かく記載してください。
ネットオークションでの買取相場 | 約8,000~100,000円 |
注意点
マッサージチェアの中には「管理医療機器」に指定されているモデルがあり、これらは厚生労働省の基準に基づく特定の効果が認められています。
そのため、取扱いには厳しい規制があり、個人での販売は原則禁止されています。治療目的の機能を持つ場合、専門知識を持った者による説明が必要で、無許可での販売は法律に違反する可能性があります。
どうしても売りたい場合は、所轄の保健所に届出を提出する必要があります。この届出には、医療機器としての正しい情報提供や管理状況の明示が求められ、手続きは複雑です。
そのため、マッサージチェアの処分時には、販売ではなく適切な廃棄方法を選ぶか、届出済みの買取店に依頼することが推奨されます。
方法2.リサイクルショップに持参する
自宅近くにリサイクルショップがある場合は、買取依頼に出すのも一つの方法です。リサイクルショップであれば、その場で査定~買取まで行うため、処分費用や手数料がかかりません。
店舗の中には、宅配買取や出張買取を行っているところもあります。近くにリサイクルショップショップがない・持参するのが難しい方におすすめです。ただし、以下の条件に満たしていないと買取不可になることがあるので、ご注意ください。
- 製造から5年以内のマッサージチェアであること
- 保証書や取扱説明書など付属品が揃っていること
- マッサージチェアが有名のメーカーであること
- 傷や汚れがなくキレイな状態であること
買取依頼に出す前に、必ず買取対象かどうかをショップに確認しましょう。
リサイクルショップでの買取相場 | 約3,000~30,000円 |
方法3.買取業者に依頼する
家具やゲームなどの買取を行う専門業者でも、マッサージチェアの買取を実施しています。買取まで時間がかかるネットオークションと比べて、すぐに対応してもらえます。
買取業者の場合も店舗まで直接持参する方法と、出張買取を依頼する方法があるため、ご自身の状況に合わせて選びましょう。また、買取条件として傷や汚れがないこと・足もみ機能が付いているもの限定など、その他の条件もあるため事前の確認が必須です。
買取業者での買取相場 | 約3,000~30,000円 |
方法4.知人または掲示板サイトに書き込みをして譲る
「マッサージチェアが欲しい」という知人に譲る方法もあります。近くにいなければ、地域の掲示板サイトに書き込みをして、希望者を募ってみるのもよいでしょう。
マッサージチェアが持ち運びできるくらいの大きさであれば、問題はありません。もし、運ぶのが難しい場合は、業者に運搬してもらう必要があります。
知人または掲示板サイトに書き込みをして譲る | 無料 |
マッサージチェア処分時の費用相場
マッサージチェアの処分方法の選び方
メーカーや型番
マッサージチェアを手放す際には、まずメーカー名や型番を確認しておくことが大切です。製品によっては、メーカーが独自にリサイクルプログラムを用意しており、処分を代行してくれるケースもあります。
また、製品の型番によっては「管理医療機器」に該当する場合があり、その場合は売却や処分の方法に制限が生じる可能性があります。こうした点を事前に把握しておくことで、スムーズかつ適切な対応をすることができるので、メーカーや型番をチェックするようにしましょう。
付属品の有無
次に確認しておきたいのが、リモコンや取扱説明書など、購入時に付属していた正規の備品がすべて揃っているかどうかです。これらの付属品が完全に揃っていれば、製品としての価値が高まり、買取価格が上がる可能性もあります。
ただし、これは製品が「管理医療機器」に該当しないことが確認できている場合に限られます。万が一、付属品の一部が欠けている場合には、その点を踏まえたうえで、売却か処分か、または処分方法そのものを慎重に選ぶ必要があります。
動作確認
マッサージチェアを処分する前には、必ず一度動作確認を行っておきましょう。各種機能が正常に作動することが確認できれば、中古品としての価値があると判断され、売却の対象になる可能性も高まります。
一方で、動作に不具合が見られる場合には、修理や部品の交換が必要となる可能性があるため、そのままの状態で売却するのは難しいかもしれません。そのような場合には、状態に応じた適切なリサイクルや廃棄の方法を検討する必要があります。特に動作不良が明らかな場合には、無理に売却を目指すよりも、安全かつ確実に処分できる手段を選ぶほうが賢明といえるでしょう。
マッサージチェアを高く買い取ってもらうためのコツ

マッサージチェアは買取に出す前に以下3点を押さえておくと、高価買取の確率が上がります。
- 正常に作動するか確認する
- 付属品が揃っているか確認する
- キレイに掃除をしておく
上記のポイントは簡単にできるため、買取依頼に出す前に試してみてください。
正常に作動するか確認する
マッサージチェアが正常に作動するかどうかは、重要なポイント。修理の必要がないマッサージチェアは、高値で買い取ってもらいやすいです。
万が一、動作に不備がある場合は必ず事前に店員へ伝えましょう。修理技術を持つスタッフがいる店舗なら、ジャンク品として買い取ってもらえます。古いタイプのマッサージチェアで部品が廃盤になっている場合は、買取不可になりますのでご注意ください。
付属品が揃っているか確認する
マッサージチェアを買取に出す前に、付属品が揃っているか確認しましょう。
- 取扱説明書
- リモコン
- 保証書
- カバー
上記の付属品の有無で査定額が大きく変わります。取扱説明書や保証書などは普段使わないため、紛失してしまった方も多いかと思います。少しでも高い買取を希望する場合は、根気よく探してみるのもおすすめです。
キレイに掃除をしておく
マッサージチェアの買取額は、基本的に使用年数やメーカーなどで決まることが多いです。しかし、見た目のキレイさも重要な査定ポイントになってきます。特にシートの汚れや日焼け、たばこの匂いなどは減点対象です。
査定額を上げるために、軽く湿らせたタオルなどで汚れを拭き取るなど、できる限りキレイにしましょう。細かい掃除方法は取扱説明書に記載してあることが多いので、確認してみるのもおすすめです。
マッサージチェアの回収事例
「すぐ片づけ隊」ではマッサージチェアの回収も最短即日・面倒な手続きは一切ございません。マッサージチェアも使えるようでしたら買取させていただける場合もございます。

回収品目 | マッサージチェア |
買取金額 | 2,500円 |
回収費用 | 6,500円 |
合計 | 4,000円 |

回収品目 | マッサージチェア |
買取金額 | 7,500円 |
回収費用 | 12,500円 |
合計 | 5,000円 |

回収品目 | マッサージチェア |
買取金額 | 5,500円 |
回収費用 | 10,500円 |
合計 | 5,000円 |
マッサージチェアの処分に関するQ&A
マッサージチェアは解体して処分できる?
マッサージチェアは解体して処分することも可能です。小さく分けられるため、粗大ごみではなく一般ごみとして出せる可能性があり、搬出しやすくなることがメリットとしてあげられます。ただし、安全性と分別ルールの確認が必須です。内部にモーターや電装部品があるため、慣れていない方にはやや難易度が高い作業です。感電やけがのリスクもあるため、作業は慎重におこないましょう。自信がない方や手間をかけたくない方は、不用品回収業者への依頼を検討するとよいでしょう。
マッサージチェアは家電リサイクル法の対象?
マッサージチェアは、家電リサイクル法の対象外です。この法律は、テレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機の4品目に適用され、これらの製品から有用な金属をリサイクルすることを目的としています。そのため、マッサージチェアは家電リサイクル法の対象には含まれません。ただし、マッサージチェアはそのサイズや重量から、自治体の粗大ごみとして処分されることが一般的です。自治体によっては、事前に予約や専用のシールの購入が必要な場合がありますので、詳細はお住まいの地域の自治体に確認してください。
マッサージチェアの処分は「すぐ片付け隊」にご相談を!
マッサージチェアは、大きいもので100㎏以上にもなります。たとえマッサージチェアを持ち上げられたとしても、壁にぶつけて傷を付けたり、ケガをしたりする可能性があり危険です。
「マッサージチェアを処分したいけど運搬ができなくて困っている」という方は、不用品回収業者のプロ「すぐ片付け隊」にご連絡ください。すぐ片付け隊なら、大きさに関係なく自宅にあるマッサージチェアを回収します。
お見積りも無料で承っていますので、まずは以下のお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。
まとめ
マッサージチェアを処分する際、いくつかの方法がありそれぞれのやり方にメリット、デメリットがあります。マッサージチェアの処分は、方法によって手間や費用が大きく異なります。動作品なら売却も検討し、不具合がある場合は粗大ごみとして出したり、不用品回収業者を利用することが現実的な方法といえます。処分をしている途中で怪我や事故を起こすことがないように、安全かつ適切な方法を選び、無理のない形で処分を進めましょう。